学勉強がわからないことも、学校に行きたくない理由になります。
大人でも、同じような経験があるのではないでしょうか。運動でも、無理なくできる内容なら意欲的に取り組めますが、ついていくのがやっとの状態が続くと、だんだんやりたくなくなってきます。子どもの勉強もこれと同じです。
少し取り組めば「わかった」と感じられて、小テストでも本テストでも結果が伸びていけば、意欲は自然と上がっていきます。反対に、やってもわからない、結果も出ないという状態が続くと、机に向かうこと自体がつらくなり、その延長線上に「学校に行きたくない」が出てきます。
この点は、より深刻な場面のデータからも裏づけられます。文部科学省が令和8年7月に出した通知では、令和7年の児童生徒の自殺について、原因・動機のうち学校問題に分類されたものの約6割が、学業不振や入試・進路に関する悩みだったことが報告されています。勉強のつまずきは、本人にとって決して小さな問題ではないということです。
学習が少し厳しいかもしれない、と感じていらっしゃるなら、夏休み明けのフォロー体制をもう一度練り直してみてください。
●つまずいている単元を特定する 学年全体が難しいというより、ある単元で止まっていることのほうが多いものです。算数なら分数や単位、国語なら漢字の特定学年など、どこで止まっているかがわかると、やることが一気に絞れます。
●量ではなく「できた」を優先する 遅れを取り戻そうとして量を増やすと、逆効果になることがあります。この時期は、短くても最後までやり切れる量にして、わかったという感覚を積むほうを優先してください。
●家庭だけで抱えない 学校の補習、放課後の支援、校内教育支援センター、通級指導、塾や家庭教師など、使える手はいくつかあります。おうちの方が教えようとすると、親子の関係のほうが先に消耗してしまうこともあります。外に任せられる部分は任せてかまいません。